Microsoft 365とGoogle Workspaceを徹底比較 結局うちの会社にはどっちが適しているの??
※参考URL スプレッドやツールを徹底比較
■Microsoft 365
「Microsoft 365 Business Basic、Business Standard、Business Premium」
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/business
「Microsoft 365 E3、E5、F3」
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/compare-microsoft-365-enterprise-plans
表3 スプレッドやツールを徹底比較 Google Workspaceプラン
※参考URL
■Google Workspace
「Business エディション、 Enterprise エディション」
https://support.google.com/a/answer/6043576?hl=ja&ref_topic=4425947
上記の表2と表3でわかる、Microsoft 365、Google Workspace の違いのひとつとして、1ユーザーあたりに付与されるストレージの容量の違いが挙げられます。
同じ価格の「Microsoft 365 Business Standard」と「Google スプレッドやツールを徹底比較 Workspace Business スプレッドやツールを徹底比較 Standard」(ユーザー/月相当 ¥1,360)を比較すると以下となります。
【Microsoft 365 Business Standardの場合:以下の合計】
(1) ストレージ容量(1ユーザー当たり):1TB
(2) メールボックス容量(1ユーザー当たり):500GB
【Google Workspace Business Standardの場合】
ストレージ容量とメールボックス容量合わせて:2TB
Microsoft 365はメール スプレッドやツールを徹底比較 500GB、ファイルストレージ 1TBとそれぞれに容量が付与されますが、Google Workspace はBusiness Standard プランだと、2TBで提供されます。
また、Google Workspace Enterprise の「Standard」プラン、「Plus」プランだとストレージ容量が必要に応じて拡張可能となります。
自社の従業員が、どのくらいのストレージを活用するのかを考えた上での選定が必要と言えるでしょう。
Microsoft 365 とGoogle Workspace 、それぞれの強み
「アプリケーションがそんなに変わらず、金額も変わらないのであればどうやって選べば良いのか・・・」と感じると思います。
Microsoft 365 と Google Workspace はそれぞれの強みがあるので、そこを把握し、自社に適切なグループウェアを選びましょう。
Microsoft 365 の強み
→Microsoft Officeシリーズとの相性ばっちり!
Microsoft 365 の一番の強みは、同一企業が提供しているサービスのため、当然ですが過去のMicrosoft Officeシリーズ(Excel,Word,PowerPoint)との互換性があるという点です。
Microsoft社のOfficeシリーズは企業でドキュメント作成に利用される最もメジャーなアプリケーションです。
また、Microsoft 365 には、Officeを便利に利用できるアプリケーションも含まれています。(※注)
たとえば、Teams上にExcelで作成した資料を添付し同僚に共有し、インターネット上でExcelを同時編集することが可能です。
※注 Officeソフトのみをご利用頂けるMicrosoft 365のプランもあります。
※マイクロソフトOfficeの選び方はこちら
Google Workspaceの強み
→フリーのGmailを使い慣れたユーザーにとって、ノンストレス。シンプルな操作性が魅力
Google Workspace の最大の強みは、コンシューマー向けサービスとして使い慣れているアプリケーションが多いという点です。
また、Googleは検索サービス発祥の企業なため、Google Workspace も検索機能を活かし、サービスを横断する検索が可能です。
Microsoft 365 と Google Workspace 、その他の違い
その他、Microsoft 365 と Google Workspace には下記のような違いがあります。
1.データセンターが“国内”か“国外”か?
データセンターとは、サービスを提供している大元のコンピューターが置いてある場所です。
Microsoft 365 と Google Workspace では、それぞれデータセンターが以下のように違います。
・Microsoft スプレッドやツールを徹底比較 365:国内(関東と関西)にある
・Google Workspace: 国外(全世界数カ所)にある
一方で金融機関や官公庁、一部の大企業においては、会社の重要なデータは海外ではなく、国内で管理したいというニーズが強い傾向があります。
そのため、官公庁などの組織では Microsoft365 を選択することが多くなります。
2.Google Workspace は中国での利用不可
グローバルにビジネスを展開している企業のIT担当者の方に注意いただきたいのが、中国ではGoogle Workspace が利用できないということです。
Microsoft 365 も Google Workspace もグローバル対応していて、出張などで国外にいても、
いつでも仕事の続きができて非常に便利ですが、Google自体が中国からブロックされているため、中国ではGoogle Workspace が利用できません。
そのため、中国の子会社や関連会社とグループウェアを一緒に使いたい、といった場合にはMicrosoft 365 のほうが適しています。
今回は、Microsoft 365 と Google Workspace の機能や価格を比較し、ご紹介しました。
比較した結果をまとめると下記の通りです。
1.機能面
Microsoft 365 と、Google Workspace はほとんど同等の機能がある。
2.それぞれの強み
・Microsoft 365の強み:
もともと利用していたOfficeシリーズで作成したドキュメントとの互換性に優れている。
Officeアプリをそのまま使うことができる。
・Google Workspaceの強み:
フリーのGmailを使い慣れたユーザーにとっては、ノンストレスで導入できる。
「検索」機能を活用したシンプルな操作性が魅力。
3.その他の違い スプレッドやツールを徹底比較
1.データセンターの場所の違い:
Microsoft 365 :国内(関東と関西)にある
Google Workspace:国外(全世界数カ所)にある
2.Google Workspaceは中国での利用ができない
Microsoft 365 と Google Workspaceのライセンス費用にはほとんど差がありません。
そのため、マイクロソフトのOffice製品を会社で利用している場合、Office製品のライセンス費用を考えると、Microsoft 365を選んだ方がお得になる可能性が高いです。
逆に、マイクロソフトのOffice製品が必要なく、GmailやGoogleカレンダーをプライベートで利用している従業員が多い場合、Google Workspaceを選んだ方が従業員満足度が上がるでしょう。
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