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オーバーナイトインデックススワップとは

オーバーナイトインデックススワップとは
(4)IBOR(銀行間金利)の移行に関するEIOPAの協議
2021年4月30日、EIOPAは、IBORの移行と、それがソルベンシーIITIの公表にどのように影響するかについての協議文書を発表した。現在のところ協議提案であり、最終的なアプローチは異なる場合がある)。EIOPAは、(PRAに沿った)英国ポンドRFR曲線の将来の基礎としてCRAがゼロのSONIAOISレートを使用することを提案しているが、移行が行われる固定日は提案していない。代わりに、EIOPAは、(i)SONIA OIS取引とLIBORスワップ取引の比例シェア、(ii)過去の水準と比較した、LIBORスワップとOIS曲線の差の大きさ、を参照して移行日を決定することを提案している。EIOPAは、日本円とスイスフランの移行アプローチ(関連するOIS市場の流動性が現在低いため、最初に国債を参照する予定の場合)及びIBOR移行後の様々な通貨のLLPの決定についても提案している。EIOPAは、SONIA OIS市場の最初のDLT評価を実施するときに、英国ポンドのLLPが50年から30年に短縮されると予想しているが、PRA自身の評価では、英国ポンドのLLPは50年のままであると結論付けている。EIOPAの協議は、2021年7月23日に終了している。

LIBORの公表停止について

銀行間調達金利(IBOR)の改革
LIBORにおける弱点は、レートを呈示するリファレンス・バンク(パネル行)が、実際の銀行間預金市場取引のレートではなく取引の見積もりを要求されたことです。これは、パネル行のガバナンスが弱いことと相まって、重大な操作を可能にしました。金利指標に関するグローバルな改革においては、実際の取引に基づく呈示、その取引記録の保持および一定時間後にパネル行から呈示されたレートを発表する点に重きが置かれ、金利指標の操作に対しては刑事制裁が導入されます。斯かる改革は2014年に始まり、完全または部分的に実際の取引データに基づく金利指標を導入し、記録保持要件および操作に対する刑事制裁も導入されました。

円滑かつ確実な移行
円滑かつ確実な移行を実行するため、当局および担当者は、数十万件の契約における参照指標の変更、LIBORを参照した新規契約の締結、リスク管理およびシステム対応の更新時に発生する各種潜在的なリスク(経済、法務、事務および評判等の観点から)に対して取り組んできました。

移行リスク
代替金利指標を参照する金融商品が完全に機能する市場を実現するため、斯かる商品における市場流動性および需要は現在の比較的低い水準から成長する必要があります。米国においては、米ドルLIBORから担保付翌日物調達金利(SOFR)への円滑な移行を支援するため、米連邦準備制度理事会およびニューヨーク連邦準備銀行によって招集されたプライベート市場参加者グループである代替参照金利委員会(ARRC)が斯かる課題に着目しています。欧州中央銀行、イングランド銀行および両行が議長を務めるプライベート市場参加者グループは、米国と同様の方向に進んでいますが、既に確立された金利指標と慣行を離れ、費用負担が大きい指標の再構築に乗り出すインセンティブはARRCと比較して異なる可能性があります。

よくあるご質問(FAQ)

ベアリングスはLIBOR移行のためにどのような準備をしていますか?
投資における大規模な足がかり(特にハイイールドおよびプライベート・デット市場における)およびローン・マーケット・アソシエーション(LMA)やローン・シンジケーション・アンド・トレーディング・アソシエーション(LSTA)などの業界団体との協働を通じ、ベアリングスはLIBORの廃止と移行が投資およびポートフォリオに与える影響度を十分に分析しています。秩序立った移行に際し、ベアリングスは十分な体制を整えていると考えます。

市場で予想される代替金利指標はありますか?ベアリングスは代替金利指標への移行による影響をどう分析および評価していますか?
LIBORの代替となるリスクフリー・レートについては、世界の主要地域における中央銀行および規制当局によって以下の通り提案されています。

  • 米ドル:代替参照金利委員会(ARRC)は、新たなリスクフリー・レートとして、翌日物の米国債レポ金利に基づく担保付翌日物調達金利(SOFR)を特定しました。SOFR先物取引およびSOFRを参照するオーバーナイト・インデックス・スワップは、2018年末に取引開始しました。
  • 英ポンド:イングランド銀行および金融行動監視機構(FCA)は、新たなリスクフリー・レートとして、2007年に確立された無担保翌日物の英ポンド金利に基づく英ポンド翌日物平均金利の改訂版(SONIA)を特定しました。現在、SONIAを参照するスワップ市場が存在し、英ポンド・オーバーナイト・インデックス・スワップの代替リスクフリー・レートとして使用されています。
  • ユーロ:欧州中央銀行(ECB)は、新たなリスクフリー・レートとして、2019年10月に取引を開始したユーロ短期金利(ESTER)を特定しました。当該金利は、無担保マネー・マーケット市場における取引について、ECBがユーロ圏にある52の大手銀行から収集したデータに基づきます。ECBは、EURIBORの公表を停止する予定はないと発表しました。

契約にフォールバック条項が含まれていない資産を保有するファンドはありますか?
近年においては、LIBORが廃止された際の代替金利指標を定めた、フォールバック条項を契約において記載することが標準的な慣行となっています。LIBOR廃止をカバーする特定の条項が導入される以前においても、何らかの理由によりLIBORが利用できない場合を想定し、殆どのクレジット契約においては、ベース金利もしくはプライム・レートへの切り替えに関する条項が包含されていました。

ローンの場合、フォールバック条項が記載されていない既存契約の修正プロセスは誰が主導しますか?
一般的に、フォールバック条項においては、管理代理人(エージェント)と債務者双方が新たな参照金利について合意する必要があるため、通常、管理代理人と債務者が修正プロセスを主導します。債権者の合意を要する、または債権者が反対する権利を有する場合もあります。

影響を受けるファンドにおいて、LIBOR関連エクスポージャーを適切に管理するため、ベアリングスはどのような対応をしていますか?
ベアリングスは、顧客に代わり保有する関連資産において全ての契約のレビューを完了し、影響を受ける分野を特定しました。

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