MACDの概要からダイバージェンスや組み合わせで利益を出すコツを解説
Tradingview – BTC / JPY
上記のビットコインチャートの下部に表示されているのが、 MACD です。
画面下部の青色の線はMACD、オレンジ色の線がシグナルを示しています。
また、下部の赤と緑で表示されたグラフは、 MACD からシグナルを差し引いた「ヒストグラム」と呼ばれる数値です。
1-3. MACD の設定方法
MACD の設定方法・手順について、取引ツールの「 Tradingview 」を使って確認していきます。
Tradingview のチャート画面から、画面上部の「〜 + 」アイコンをクリックします。
Tradingview – BTC / JPY
検索バーに「 MACD 」と入力し、「 MACD (マックディー)」を選択します。
Tradingview – BTC / JPY
すると、上記の画像のようにチャート下部に MACD が表示されます。
以上で MACD MACDの使い方 の設定は完了です。
期間の設定手順
Tradingview – BTC / JPY
期間の設定を行う場合は、画面下側の「 MACD 12 26 close 9 」にカーソルを合わせ、右側に表示された設定アイコンをクリックします。
Tradingview-BTC/JPY MACDの使い方
「 Fast Length 」は MACD の短期の移動平均の期間、「 Slow Length 」は MACD の長期の移動平均の期間です。
また、「 Signal Smooth 」はシグナルの期間となっています。
「 Fast Length 」を 6 、「 Slow Length 」を 19 、「 Signal Smooth 」は 9 で変更してみましょう。
Tradingview-BTC/JPY
上記の画像のように、 MACD に期間の設定が反映されます。
以上で、 MACD の期間の設定は完了です。
期間の設定に決まりはない
基本的に、 MACD の期間の設定について明確な決まりはありません。
ただし、短期の移動平均は「 12 」、長期の移動平均は「 26 」、シグナルは「 9 」で設定するのが一般的です。多くの投資家が意識している期間のため、相場にも反映されやすくなります。期間は短くするほど短期的な分析に適しており、長くするほど長期的な分析に適しています。
2. MACD で利益を出すコツ
ここからは、 MACD で利益を出すコツについて確認していきましょう。
2-1. ダイバージェンスを活用する
利益を出すコツとして、価格と指標が逆行する現象である「ダイバージェンス」を活用することが挙げられます。
一般的に、 ダイバージェンスが発生するとトレンド転換が起こる可能性が高まります。
たとえば、価格は下落しているが MACD は上昇している場合、価格上昇への転換が期待できるため「買い」のサインの 1 つと言えます。
いっぽう、価格は上昇しているが MACD は下落している場合、価格下落を示唆しており、「売り」のサインが出ていると考えることができます。
ダイバージェンスのチャート例
Tradingview-BTC/JPY
上記の画像は、ビットコインの日足チャートと MACD です。
いっぽう、同じタイミングで MACD は黄色のラインに沿って上昇している状態です。価格は下落しているが MACD は上昇しているため、上昇への転換を示唆するダイバージェンスが発生しているため、「買い」のサインが出ている状態です。
2-2. RSI を組み合わせる
利益を出すコツの 1 つには、 MACDの使い方 RSI を組み合わせる手法も挙げられます。
RSI を組み合わせることで、 MACD だけでは判断できない状況でも、売買タイミングを素早くキャッチしたり、情報の信頼性をさらに高めたりすることができるからです。
RSI とは?
20 RSI は 0 〜 100 までの数値を使い、相場の買われ過ぎや売られ過ぎを判断する指標です。一般的に RSI は、 20 〜 30 を下回ると売られ過ぎとなり、 70 〜 80 を超えると買われ過ぎとなります。
RSI は、売られ過ぎの場合は価格が反発して上昇し、買われ過ぎの場合は価格が反発して下落する傾向があります。
MACD に RSI を組み合わせた手法では、この傾向を生かしてトレードを行います。
RSI を組み合わせた手法の例
たとえば、下記のチャートでは MACD がシグナルを上回る前に、 RSI が 20 をタッチして売られ過ぎの水準に達しています。
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