通貨ペア × ロット数 = 得ることができる金額
【2021年11月更新】FXでよく見る「pips(ピプス)」とは?100pips取るといくらの利益?<Pipsの計算方法>
図解にすると以下のような感じになります。
この図では、110.00円で買いエントリーを入れて110.20円で決済をしています。
買いということは、価格が上がれば上がるほど利益が出ることになり、この図では 20pips を取れたことになります。
一方、110.15円で売りエントリーを入れて109.95円で決済もしています。
売りということは、価格が下がれば下がるほど利益が出ることになり、この図では 20pips を取れたことになります。
その他の通貨のPipsは少数第4位で!
私も最初は全く慣れませんでしたが、 その他の通貨は小数第4位で 覚えていただければ問題ありません。
例えば、あなたがユーロドル(EURUSD)を約1.170 0 ドルで買い注文を入れたとします。
少し価格が上がり1.170 9 ドルで決済したとしたら、あなたはそのトレードで 9 pips取れたということになります。
その他の通貨は少数第4位で覚えれば良いですね!
その他通貨のイメージ(少数第4位)
図解にするとこんな感じになります。
1.1500ドルで買いエントリーを入れて1.1520ドルで決済をしています。
買いということは、価格が上がれば上がるほど利益が出ることになり、この図では 20pips を取れたことになります。
一方、1.1515ドルで売りエントリーを入れて1.1495ドルで決済もしています。
売りということは、価格が下がれば下がるほど利益が出ることになり、この図では 20pips を取れたことになります。
追記①:GOLDなどのCFDはどうpipsを計算するの?
GOLD(ゴールド)などのCFDはそれぞれpipsの見方が違うので注意が必要です。
各CFDの特徴を押さえておかないと頭が混乱しがちなので、CFDを取引する場合は特徴をしっかり念頭に置いておきましょう。
CFDとは、「差金決済取引」のことで、株や債券などの現物取引をせずに、「差益のみを決済」する方法です。株式や株価指数、ETF、先物などから選択してトレードすることが可能で、日経225やNYダウなどが特に主流で最近人気が出てきています。
GOLDの場合、基軸通貨がUSD(アメリカドル)に固定されています。GOLDは小数点ではなく、下1桁の数字が1pipsになります。
売りポジション
1551.39-1549.79=1.6 → 16pips の利益
これが買いポジションで同じ条件でエントリーと決済した場合は16pipsの損失となります。CFDは少しやっかいですが、何回か見ていくと少しずつ理解が深まるので、徐々に慣れていくことをおすすめします。
追記②:原油はどうなの?
つい先日、原油が史上初のマイナス価格になり界隈が騒然となりました。
原油のpipsの計算については、以下にように覚えておけば間違いありません。
原油は1ドル=100pips で見ます。
- 1ドル動くと100pips
- つまり、0.01ドルで1pips
100pipsとればどのくらい儲かるの?
通貨ペア × ロット数 = 得ることができる金額
例えばわかりやすくドル円(USDJPY)を110.FXでよく見るpips(ピプス)とは 00円で買い注文を入れて111.00円で決済した場合、 100pips をそのトレードで取ったことになります。
次にロット数ですが、国内FXだと1ロット=1万通貨、海外FXだと1ロット=10万通貨で計算します。
1万通貨の場合は1pip動くと100円となり、100pips動くと10,000円になります。
10万通貨の場合は1pip動くと1000円となり、100pips動くと100,000円になります。
100pips × 1000円 = 100,000円
そのため、プロトレーダー間の会話では◯◯万円を取るというよりも「◯◯さんは何pips取れたの?」というような会話になるわけです。
大きなロット数で注文すればその分得ることができる金額が大きくなるのは明白なため、pipsで表した方が比較化することが容易なためです。
中には、10万通貨で100ロットの注文をかけるトレーダーもいます。
そのトレーダーがもし100pipsを取ることができたら1000万円を得ることができるということになります。
そのため、pipsを大きく取れるトレーダーがプロと呼ばれるのです。
FXでよく見るpips(ピップス)とは?その意味から損益の計算方法まで分かりやすく解説
FX
- FXにおけるpips(ピップス)とは
- FX上のpips(ピップス)による損益の算出方法
- 一目でわかるFXチャート上のpips(ピップス)の見方
- pips(ピップス)とは少し違う単位「point(ポイント)」について
FXにおけるpips(ピップス)とは
pips(ピップス) とはFXで使用されている 通貨ペアの為替変動を表す共通単位 です。
FXは 異なる通貨の組み合わせから生ずる為替変動によって利益や損失が発生する ため、
共通の単位が必要 となります。
米ドル/円 では「1pips=0.01円(1銭)」
ユーロ/米ドル では「1pips=0.0001米ドル(0.01セント)」
例を見ると分かるように、1pipsはその通貨の最小単位の1/100を表しています。
FXにおけるpips(ピップス)と「銭」の関係
なお、日本には「 銭 」という通貨単位があります。
しかし 銭 は1銭玉などの通貨が実際に発行されているわけではありません。
つまり 便宜上の通貨単位 であるため、1pips=0.01銭ではなく FXでよく見るpips(ピプス)とは 1pips=0.01円(1銭) となります。
FX上のpips(ピップス)による損益の算出方法
為替変動 × 保有通貨量
ここでいう 為替変動 とは、 何pips動いたか ということを指します。
FX上のpips(ピップス)による具体的な損益の計算
例として 米ドル/円 が1ドル=100円の時、1万通貨保有している 場合を考えます。
為替変動 | 保有通貨量 | 計算式 | 損益額 |
1pips(0.01円) | 10,FXでよく見るpips(ピプス)とは 000通貨 | 0.01円×10,FXでよく見るpips(ピプス)とは 000 | 100円 |
10pips(0.1円) | 0.FXでよく見るpips(ピプス)とは 1円×10,000 | 1,000円 | |
100pips(1円) | 1円×10,FXでよく見るpips(ピプス)とは 000 | 10,000円 |
円を含む通貨ペアの場合、 100pips(1円)動くと保有通貨量分の損益が発生 します。
買い ポジションの場合、101円になれば10,000円の利益となり、99円となれば損失となります。
売り ポジションの場合、99円になれば10,000円の利益となり、101円となれば損失となります。
FXで円を含まない通貨ペアのpips(ピップス)による損益を円にする計算方法
なお 円を含まない通貨ペアを円建て口座で取引す る場合、 発生した損益を円にする必要があ ります。
よって、発生した 損益に円建てにするためのレートをかける ので少し複雑になります。
たとえば ユーロ/米ドルを円建ての口座で取引する 場合を考えます。
ユーロ/米ドルの損益額(単位:米ドル)× 米ドル/円のレート = 円建ての損益額
ただ、 円を含まない通貨ペアを取引した際の損益が増減する原因 は
この計算であるということを覚えておけば十分です。
一目でわかるFXチャート上のpips(ピップス)の見方
色々な通貨ペアをみていると レートのどこが1pipsなのか分かりづらく、ややこしい です。
分かりづらいときは、 レートの右から2番目の数字 を見ましょう。
pips(ピップス)とは少し違う単位「point(ポイント)」について
では、 一番右の数字 は何を表しているのでしょうか。
チャート上におけるレートの一番右の数字は point(ポイント) を表しています。
FXにおけるpips(ピップス)とpoint(ポイント)の具体的な関係性
point(ポイント) とは、pips(ピップス)と同様、
FXで使用されている 通貨ペアの為替変動を表す共通単位 となります。
異なるのは、 point(ポイント) = pips(ピップス)の十分の一 であるという点です。
するとpips(ピップス)では表示単位が大きくなりすぎたため、
pips(ピップス)を十分の一にしたpoint(ポイント) が生まれました。
10point = 1pips = 0.01円
日本語表示にすると、単位がピップスと書かれていたりポイントと書かれています。
しかし、 ピップスと書かれていても基本的にポイントが使用されている ため、注意が必要です。
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